2017年衣料・雑貨向けパッケージ副資材メーカーのS社(譲渡側)は、同業でデザイン提案と海外調達に強みを持つH社(譲受側)へ株式を譲渡し、グループ会社化されました。
M&A実施後、S社はH社グループの一員として岐阜地域の拠点を担う。H社の大手アパレル顧客に対して、S社の国内少量・短納期生産技術を組み合わせることで製品ラインナップが広がり、提案力及び発注から納品までのスピードが向上した。
H社のトップが率先してPMIに従事した結果、人材やノウハウの融合が早期に進展しH社の事業エリアの拡大に大きく貢献している。S社としてもH社グループのスケールメリットを生かし、仕入れ単価の低減やこれまでにない顧客接点の拡充で、大きく売上を伸ばしている。M&A検討のきかっけは、事業承継課題の解決ではあったが、お互いの強みが相乗効果を生み事業強化・エリア拡大が実現された。