機械設計・ソフトウェア開発業務を請け負うY社(譲渡側)は2017年、産業機械や自動車関連の設計・開発事業を営むH社へ株式を譲渡。
Y社は自動車の樹脂部品の設計がメインで大手自動車部品メーカーとの取引を実施。H社も同大手自動車部品メーカーを取引先としており、同社への取引拡大に至った。その他にも複数社の取引が重複しており、H社グループとしても各取引先との競合優位性を高めることができた。
Y社もH社グループへの参画により自動車関連分野以外の取引先も増え、売上向上・エンジニアの技術力向上に繋がっている。
本件については、M&A後も親会社とは合併はせず、対象会社を独立採算による会社運営を行っております。これにより企業文化やキャリアップポジションが守られ、対象会社の従業員に対するM&A後の影響を最小限に抑えることができました。M&Aによりオーナーは変わりましたが、従業員の方々も現在の状況を前向きに捉え、日々の業務に従事されている。