成約年月:2025年12月
取材先:代表取締役K様
長年地域に根差した運営を続けてきたY社様は、後継者不在と職員体制の維持への懸念を背景に、道内で複数施設を展開するM社様へグループ参画いたしました。
Y社様は利用者・ご家族から高い信頼を得ていたものの、代表者の高齢化に伴い、施設運営を継続的に任せられる人材の確保が難しくなっていました。譲渡先探しは決して平坦ではなく、複数の仲介会社や候補先との交渉が条件面で折り合わず一度は白紙に戻るなど、時間を要する道のりでした。最終的に、過去にも近隣エリアでグループホームの譲受実績を持つM社様と縁がつながり、トップ面談を経て交渉が進展しました。
本件のスキームは株式譲渡で、道内での運営基盤とノウハウを持つM社様への引継ぎを行いました。トップ面談では、利用者本位の運営方針や職員の雇用維持に対する考え方が一致し、M社様の人材育成体制や管理システムを活用することで、サービス品質のさらなる向上が見込めるというビジョンを共有できたことが決め手となりました。
一方で、独占交渉期間に入った後、対象施設の一部について消防法上の設備更新履行状況の確認に時間を要する場面がありました。老朽化した設備の適合性を巡り、双方で確認・協議を重ねる必要が生じましたが、みつきコンサルティングが専門家と連携しながら整理を進め、最終的には現状の運営体制を維持したまま譲受企業側で計画的に対応する方針で合意に至りました。譲渡後も代表者が一定期間顧問として残り、利用者やご家族、職員への説明をM社様と協力して行うなど、丁寧な引継ぎにより円滑な統合プロセスを進めることができました。



